6月と夜と紫陽花のこと

6月も半分が過ぎて夏の匂いが少しずつ濃くなってきた。窓を開ければ入ってくる心地よい夜風を肌で感じながら眠る夜も、そろそろ終わりかな。

私は紫陽花が好きだ。紫陽花がもってる色彩や発色の仕方が好きだし、ハイドランジアもガクアジサイも花束みたいに華やかで素敵。枯れていく姿を見るのは少し寂しいけれど、美しいとも思う。それに花の色が土の含まれている成分で決まるところとか、日が経つにつれて変色するところなんか、とっても面白いなあと思う。紫陽花の花言葉はいくつもあり、暗い内容と明るい内容のどちらも存在することはこれに関係してそう。ああ面白い。

私は花を見て「綺麗だね」という話をすること、雨の日に散歩をすること、晴れの日に干したお布団に顔をうめてお日様の匂いがする…!ということとか、そのようなことを大切にしたい。季節のこと、雲の動きや音、風の流れ外の匂い 私が立ち止まりジッとしているときはそういうのを体で受け止めている。不思議ちゃんって言うのはナシね。