元旦

海で初日の出を見た。

海のキラキラと、薄い桃色の山と、深い青色と、水面に反射した道みたいな太陽の光が美しいと思った。死ぬならあの海の底に沈んで、宇宙の一部になりたい。

太陽が見えてくるまでの40分間、ずっと海と空を見ていた。


おじいちゃんの家に戻ると、おじいちゃんが桃色のエプロンをつけて掃除していた。あのエプロンは2年前に亡くなったおばあちゃんのもの。あんな風に人を愛せるのは素敵だなと思う。




12月さようなら。新しい年おめでとう。好きな人たちが、猫のお腹みたいにあったかい1年を過ごせたらいいな。